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iPhone SEのデザイン維持を見てMacbookを連想した話

iPhone SE とかいう5sの中身を入れ替えたブツが発表されました。

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「デザインを一新しないなんてアップルらしくない、単なるコスト削減、ガッカリした、もしジョブズが生きていれば (以下略)」とかいう声もあるみたいなんですが、そういう感想はいささか正確でなく、正しくは「iPhoneらしくない」と言うべきなのかなと思います。

(iPhoneに比べるとカス以下の存在感とはいえ) 今なおアップルの主力製品であるMacbookを見てみますと、アップルは基本的に筐体の刷新というものを好まず「生産ラインを一回作ったら徹底的に使い倒す」という戦略を取っています。アップルはここ10年近く、チップだけ入れ替えたパソコンを「新製品」として消費者に売りさばく企業なのです。

そのあたりの「ユニボディがどこがなぜすごいのか」という話は古代のポエムでも参照してください。

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これまでiPhoneの筐体は流用しても2モデルまでと決まっておりまして、Sなしモデルで新筐体を導入し、S付きモデルで使い回すというパターンでした。それはつまり、S付きモデルの販売終了=生産ラインのコスト回収完了ということなんでしょう。

だとすると、iPhone SEの発売には3つくらいの意味がありそうです。

  1. iPhone SEの価格には生産ライン整備のコストがほとんど入っていない
  2. iPhone シリーズの生産ライン寿命が延びた
  3. 次回以降のiPhoneシリーズには「生産ラインを3世代以上にわたって使い回す」という前提でコストが価格に反映される可能性がある

仮に3番目の想定が当たるとすると、iPhone 7以降のシリーズでは1台あたりの生産コストが抑えられることになり、販売価格が引き下げられる可能性があります。iPhoneMacbook並みに枯れてきたという話でもあるわけですが、安くなるのはいいことですな。